June 22, 2004 12:17 AM時計よ、誰がために時を刻む-1新聞の投書でこんな話があった。 おばあさんか母親か身内が亡くなった時に、医師が死亡時刻をケータイの時計で確認したというのだ。投書をした人は、「ケータイなんかで一生に一度である臨終の時を測るなんて」という趣旨だった。 すると、数日後こんな反論の投書が載った。 自分の身内が倒れたときケータイがあったお陰で救急車を呼んだ正確な時間が発信記録に残ったし、さらには身内の誰にいつ連絡したのか記録がしっかり残っていてあとから分かって助かった。「ケータイがピンチの時に寄り添って、助けてくれた」という趣旨だ。 前者の趣旨は、人生の一大事である臨終の時に、ケータイのオマケについている時計で時間を調べるなんてけしからんということだ。医師にとってはそれこそ日常茶飯事である臨終の瞬間でも、遺族に一生に一度のことなのだから、ちゃんとした時計で看取って欲しいと言うことなのだろう。 いろんな考え方ができるので、二元化するのが難しいのだけれども、自分に考えられる範囲内で考察する。 まず、ケータイを時計として認めていいのかという問題がある。実はケータイに搭載されているほとんどの時計は割と不正確だ。いつの間にか結構狂っていて驚く人もいるのではないだろうか? クオーツを搭載していない(と思う)のでデジタル式の腕時計よりは間違いなく精度が低い。まだ、基本的にCPUというものは動作が不安定だ。ICチップはかける電圧が高くなるほど、処理が早くなるという性格がある。だから、自作PCでは電圧を上げて、処理速度を上げるクロックアップという手法が存在する。ケータイはバッテリーで動いている以上、電圧は一定ではない。だから、処理速度にはムラがあってしかるべきで、バッテリーが一杯の時ほど時計は早く進むはずなのである。(技術的な裏付けはないけれども理論的には) では、「PCの時計も正確ではない」という話になる。理論的にはPCの時計もケータイの時計も同じ理屈で不正確なのだ。でも、PCの時計はネットで同期することができるので、毎日ネット上のタイムサーバと同期することによって正確さを維持できる。 ケータイでもauの端末は通話するごとに自動的に時間を補正できるようになっている。しかも、海外でも同期可能なのだそうだ。なので、その医師が使っていたケータイがauのものであったら少なくとも時間の正確さはヘタな腕時計より高いと言える。その投書した人は医師が持っていたケータイのキャリアも調べるべきだったね。 コメント
コメントする
お名前(ニックネームでもけっこうです)とメールアドレスは必ずご記入ください。
メールアドレスは管理者にのみ通知されます。 |
| Copyright©2004 Makino Publishing Co.,Ltd. All Right Reserved. |