January 25, 2005 12:00 AMホスピス論議最終結論 3(January 21よりつづく) ところで、このAちゃんが言うところの「オクヤマさんらしい生活」って一体何を指すんだろう? この看護師がオレの生活の一体何を知っているっていうのかね? そして、具体的に「オレらしい生活」ってどういうのを指しているんだ? ホスピスにそれがあるというのだろうか? オレの生活やオレらしさを知らないのに、そんなことが分かるというのだろうか? 実際に「オレらしい生活ってどんな生活?」とAちゃんに問うてみたけれども、答えはなかった。 周りの人、両親やAちゃんの考えている「オレらしい生活」というのと、オレが本当に望んでいる「生活」との差異がギャップを生み出しているというのが分かってもらえるだろうか? Aちゃんに聞いたホスピスに入る際の注意点というと、「自分で動ける内でないと入れない」ということだ。だから、少なくとも今ぐらいの状況で入ることを決定しなければならないということになる。これ以上悪くなって、身動きが取れなくなってからでは遅いのだ。ますます、入る気がなくなる事実だ。 それでは、どうしてここまでオレはホスピスを拒むのか? 目を背けるのか? 話すら聞こうとしないのか? 皆を納得させることの出来る合理的な答えは無い。 実際問題として、体調が悪いときや身体が動かないときは食事の用意とかで困ることもあるし、栄養バランスのと取れた食事を3食準備するなんていうのは到底無理だ。一人で深夜に危機的な状況になったらどうしようと不安になるときもある。 わざわざ困難な状況に身を置いているように見えるかもしれない。 分かりやすい例があるから、ここで書きたいと思う。中学か高校の頃か忘れたけれども、父に「作家になりたい」的な話をしたところ「教師になれ」との返事だった。その根拠は教師だと給料が安定しているし、9時5時で休みも多いから執筆に集中できるとのことだった。これを聞いてオレは笑うしかなかった。 小説の執筆を盆栽いじりか何かと同じように考えているのだろう。 父親は時間があって生活が安定していれば、執筆に集中できていい作品が書けるとマジメに思っているのだ。そんな連中の書いた小説が面白いとは到底思えないし、読者は読みたいと思うのだろうか? 時間をもてあまして、生活が安定していれば、面白い小説が書けるって? 時間が有り余って生活が安定していて面白い小説を書く作家がいたら、教えて欲しい。翻って、オレに当てはめると生活なんか全く安定していないし、一見時間があるように見えるかもしれないけれども体調が悪い時間が多くて集中できる時間も限られている。オマケに死のカウントダウンまで始まっているのだ。 コメント
どんな奥山さんでもいいと思っています。 初めてカキコします。 >皆を納得させることの出来る合理的な答えは無い。 とおっしゃいますが、皆を納得させる必要なんて無いんではないですか? 自分に想像力が欠けてるのかもしれないけど、活字ってのは無差別だから、 奥山さんへ 安定した状況を嫌っているように見えるのは、
なんか、Aちゃんも、ご両親もまるで自分たちは死なないような口ぶりに聞こえるのが気になりますね。 ※エクストリームって意味まちがって使っているかもしれないけど、X-Gameみたいなそんな感じです。 Posted by: ikezo : January 25, 2005 05:40 AMご自分の時間が限られていると感じている時に、家族などが未だ深い理解を示してくれなかったり、ずれをいやというほど感じたり、気持ちをくみとってくれないのは非常に辛いことだと思います。 Posted by: Mia : January 25, 2005 07:35 AM結構いますよ、2足のわらじ作家。奥山さんの日記にも度々登場するドン・デリーロも、長いこと広告業に携わりながら執筆していたそうです。 公務員作家の代表と言えば、フランツ・カフカかな? Posted by: にこ : January 25, 2005 12:01 PMengさんのコメント、共感しました。私(たち)は生身の奥山さんのことはほとんど知らず、ブログなど活字になった「言葉」を通じて奥山さんに繋がっているんですね。「奥山さんの望む生き方」だって本人しかわからない、本人にしたって今日と明日で望むことは変わるかもしれない、それでいいと思います。 もう、奥山さんはご自分で決めていらっしゃると思いますが、私の選択は、在宅医療です。(今のところ) はじめまして。 「生きる」コトは「選択する」ってコトそのものであって “ホスピスはロックじゃないからイヤ”で俺的には充分。 Posted by: 俺は俺の死を死にたい : January 25, 2005 02:45 PM死んだ夫の事、死の事、ずっと考えています。夫はホスピスに予約を入れましたが最期は一般病棟のベッドの上でした。 奥山さんの文章を読んでると、全然「オレはひとりだけでいきてるぜ」とかいうわがままな感じは伝わってこなくて、むしろ、少なくとも私よりはまわりの人に敬意を払っていらっしゃるように思えるんですが。 Posted by: 中西久美 : January 25, 2005 11:44 PM直接お会いしたことはなくても、テレビで拝見しただけだったり、文章を読ませていただいたりしているだけでも、ここまでみんなに好かれる奥山さんて、すごいですね。 Posted by: emo : January 26, 2005 12:06 AMご両親の気持ちも判らなく無いですがやはりどう生きていくのかを決める権利があるのは奥山さん本人です。思う道を進んでください。それを見守って行きたいというのがコラムを読ませて頂いてる私の率直な意見、です。 Posted by: 黄色のとり : January 26, 2005 12:37 AM>文筆業であること故の社会的な責任とか、家族の方への感謝がないとかに 誰もそんなことは言ってないと思うが? 選択も自由、葛藤を書くのも自由だが、 今回のブログを読んで、正直、見損なった。 Posted by: A : January 26, 2005 02:56 AM 実直で勤勉そうな親父さんのこと嫌いなのかな。この人 元エディターさん 同じくらい売れる本を書くか、せめて同じくらい売れる本の企画を通してからこういう口をききましょう。 ホスピスの話になって、みなさんの反応がすごい興味深いですね。特に、ご両親関連ではいろいろな意見があってつくづくセンシティブな問題だなあ、と思うのですが。 最近、このblogの意味について考える日々です。仮想現実としての奥山さんと後ろにいるであろうリアル奥山さんの、存在するであろう微妙なずれに、ある種の不安定さを感じています。 最後に小説家と安定について。客観的な意味で生活の安定ということであれば、村上春樹氏なんかもそれに当てはまると思いますよ。しかし、精神的な安定というとそれは又別の問題で、要は生活面で安定してても心に波風を立てることの出来る人と、生活面からも葛藤を求める人のタイプの違いという気がします。奥山さんは後者なのでしょうきっと。なににしろ、揺れてないと小説家は難しいのでしょうね。 長文失礼。 Posted by: みうら : January 26, 2005 12:09 PM奥山さんの日記には心打たれる何かがあって、うんうん ってうなずきながら、時にジーンときながら読んでます。 共感できるところ多いんだ。 私も癌になってから、悔いのないよう、 わがままに、生きれるだけ生きてます。 奥山さん 負けたくないんだな・・と思いました お父様の気持ちを受け入れられないのは 私は小説読むの好きですけど、いい小説ならそれを書いた作家が、安定した生活を送っていようが、ホームレスだろうが、癌患者だろうが、気にしません。 奥山さん自身、元エディタさんのおしゃっている「もしあなたが健康なら・・・」のことは充分わかっているんじゃないかと思います。真実の部分もあるでしょう。それほど、一ライターが作家として本を出すのは難しいことだからです。 奥山さんの不幸は、日記でも、コラムでも、小説でもつねに読者に、癌というバックグラウンド情報と一緒に発信されることだと思います。 奥山さんの現状(あせり、と言っていいのかわかりません)が 「そんな連中の書いた小説が面白いとは到底思えないし、読者は読みたいと思うのだろうか?」と書かせるのは、人間としては理解できます。しかし、一小説読みとしては、作家に言ってほしくない言葉かなと思います。がんばって、最後まで作家として生きる努力を続けてください。 「31歳ガン漂流」を読んで、すぐこのサイトをみました。 私は、看護師でいつもがん患者さんの側にいます。 奥山さんの自分らしくは奥山さんにしかわからないし、周りの意見は周りにしかわからないし。 頑張れ奥山さん。 "父親は時間があって生活が安定していれば、執筆に集中できていい作品が書けるとマジメに思っているのだ。" それで、私は、奥山さんが自分らしい選択をしてくれたらいいな、と思うだけです。私は今ふつうに健康で、奥山さんの気持ちを感覚としてはわからない。だから、健康である人々のいうことは、あまり参考にしないで、これからを生きてください。 Posted by: ゆう : January 26, 2005 08:48 PM>死のカウントダウンまで始まっているのだ。 全然関係ないことなんですけど、私はいつも奥山さんのコラムと日記を読むのが(以前出された本も)習慣になっています。1日1度は必ずガンエヴォをみるのですが、サイトにある時計を見るのがいつも怖くて、不安になります。サイトにある、あの時計がもし止まっていたらどうしよう・・・。なんていつもいつも考えてしまいます。サイトにアクセスしたら、ついついあのデジタルの時計をずっと見つめてしまっている自分がいます。 Posted by: マエハラ : January 26, 2005 10:46 PM母が、一月十五日 突然くも膜下出血で倒れました。 全くお門違いのアドバイス、うっとしいお説教、どんな言葉でも良い。 元気なお父様の声を聞ける奥山さんが 私は・・・
>一見時間があるように見えるかもしれないけれども体調が悪い時間が多くて集中できる時間も限られている。 ・・・のに、これだけのブログを書いて、小説もかいて、日記の第二弾まで出しちゃうんだぜ!ってことですか? これを理由にするのであれば、もうやめたほうがいい。かっこ悪すぎる。 Posted by: MS : January 27, 2005 03:03 AM私の祖母は、余命3ヶ月と告げられてから2年半もがんばってくれて、主治医にも、「実際、この状態でこれだけもった人を見たことがない」と言われました。最後の半年は、抗がん剤の治療がきつくて、みるみるやせ衰えてしまって見ていて辛いところもありましたが、それでも最後の一日まで意識があり、食事とはいえなかったかもしれないけど、自分の口でご飯を食べられました。1日でも長くいてくれたことが、私たち家族にとって救いでした。突然の別れには絶えられません。同じ頃、従弟とは突然の別れでした。朝元気で出て行ったのに、お昼に事故して、夕方には息を引き取ってしまいました。 死に方というのは、本来は選べるものではないので、比べることはできないけど、私は自分が癌になったとき、負け惜しみじゃないけど、まあ事故よりは自分として納得できるかなと思いました。自分自身にも、周りの人にも別れを惜しむことができるというか、覚悟ができるといったら強がり過ぎか・・・。幸いにして私は回復したのですが、当時はそんなふうに考えていました。 勝手なことを長々と書いてしまいました。祖母みたいなのはレアケースなのかもしれませんが、奥山さんのゴールデンウィークが、春休みくらいになってくれることを祈っております。 さらに蛇足ですが、Aちゃんが「オクヤマさんらしい生活」と言ったのは、「人間らしい」を患者さんへの親近感を込めて言っただけじゃないかな。きっと。 Posted by: hiro・K : January 27, 2005 04:39 AM痛みのあまり動くことも考えることも出来ない生活は誰らしくもない。 Posted by: み : January 27, 2005 05:29 AM> “ホスピスはロックじゃないからイヤ”で俺的には充分。 もしよければ奥山さんに質問なんですけどいいですか? 親問題でいえば私の場合は、父は失踪。 読んでて痛いなと思う事が多いので ここは 男の人って、お父さんと違う!って言いたい人多いかも。 初めまして。 人って結局皆、相手に自分を押し付けて、お互いに自分を押し付けあって暮らしているのだと思います。 親というものは、例えば子供が自分より大物になったとしても(変な言い方ですが)、結局は「自分の子供」でしかないんです。 3人の子供を持っています。親として色々言いますし、ぶつかりもします。もし息子が奥山さんと同じ状況に置かれたら・・・と考えてみました。 押し切って下さい、最後まで。最後まで諦めずに。奥山さんが書き続けていらっしゃる限り、ずっと読ませて頂きます。 Posted by: しぃ : January 27, 2005 12:17 PMIT企業勤めだったワタシの友人は 奥山クン。 奥山さんが、ホスピスに入りたくないと思ったのには理由はあると思います。 奥山さんこんばんわ(●^o^●)二度目の書き込みです。今回もじっくりみなさんの意見を読ませてもらいましたが、結構ホスピスの話題になるとシビアな意見を言う人いますね。私がどうしても許せないと思ったのは、親のこと嫌いなのか?などという人。どういう神経してるの?って思う。これまでの奥山さんの文章読んでないんとちゃう?奥山さんの日記には親に対して感謝している、心配かけて申し訳ないという記述が何度もあり、とてもよく伝わってきます。近い存在だからこそ、腹が立って仕方ないとかそういう感情はよくあることだし、当然です。それなのに他人に嫌いなのか?などと言われて、それを読む奥山さんの気持ちを考えたら、ほんと涙でてきます。誰でも親に対してそんな感情になったことあるやろ?物書きやから言葉を選べやなんて、これは奥山さんのhpやろ?本音書いたらいかんのですか? Posted by: 麻雀好きの哲也 : January 27, 2005 07:50 PM奥山さんは 、 小馬鹿にしたり、嘲笑したりして、もいないし 価値観も押しつけてはいないし、まして ホスピスは、地震が動ける内でないと入れないというのは病院によるのでしょう。 奥山さんは入る気がないと答えを出してるじゃないですか。家族が選択するって?何を? 元エディターへ あなたの文章には情も心も感じません。むかしの時代の嫌いな奴が死んでも喜んでいるようなくそ人間のかおりがします。死の宣告をされている者には時間がたっぷりあるわけではない。悪い所、短所等すぐには変わりづらい コメントする
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