2004年11月12日

教育部?!

 朝目が覚めると、ドア下の隙間から朝刊と数枚の紙が差し込んであるのに気がついた。それは西門小学校から届いたFAXで、台湾全土の学校のリストで、50校ほどの学校名、校長名、連絡先が記入してあった。
 タイトルを見て思わず目が点になってしまった。「富樫史生参訪学校行程」と書いてある。いったいいつの間にそんなスケジュールが組まれてしまったんだ?すぐに送信元の西門小学校の陳主任に電話を入れた。
「あれはね。私たちが決めたんじゃないのよ。教育部(日本の文部科学省に当たる)が作ったリストなの。あなたのやってることは既に一番上の方まで動かしてるのよ。わかってる?」陳主任は早口にまくし立てると、「今から会議だから。じゃあね!」と言うが早いか電話を切ってしまった。
 教育部が作ったリスト?いつの間にか僕の旅は教育部後援の旅になってしまったらしい。正直言って困ってしまった。なんだか話しがどんどん大げさになってしまっている。しばらく呆然と立ち尽くしていると携帯が鳴った。上海のJoelからだ。早速FAXの件を話す。
「いいじゃない。教育部がサポートしてくれるんだったら心強いよ。学校だって全部必ず行かなければならないってわけでもないだろうし。出来る範囲でその話に乗っちゃえばいいじゃん。」なるほど。彼の言うことも一理ある。日本にいたら、「文部科学省後援の旅」なんて絶対できないだろうし、これもまた一つの縁かもしれない。行雲流水。流れに逆らわずに行き着くところまで行ってみよう。

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嘉義市内にある垂楊小学校。http://www.cyes.cy.edu.tw/ 学校の敷地面積がかなり広く、校舎も豪華。

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校内にはなぜか二宮金次郎の彫像が!

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校庭にある日本統治時代からの遺物。

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校庭の一角にある「若葉園」は日本人卒業生からの寄付金で作られた。ここにも二宮金次郎が立っている。垂楊小学校の旧名「若葉小学校」に由来する。

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垂楊小は野球の強豪として知られている。真っ黒に日焼けした野球少年たちが熱心に練習していた。

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「学校をもっと市民に開放し、交流の場にしたいですね。」垂楊小学校の陳栄昌校長は45歳。見ての通りのかなりの男前。垂楊小では言語教育、美術教育、コンピュータ教育、野球の4つに特に力を入れている。

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陳校長と一緒に給食を食べる。とても懐かしい味がした。

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中国信託大飯店をチェックアウトし、嘉義教師会館に引っ越す。一泊500元。

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教師会館のマスコット犬。柴犬は台湾では人気が高い。

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夕食は大林中学校の楊校長(55)と共に食べる。真っ赤なネクタイが似合うダンディな楊校長は西門小学校の方校長の同級生。学生時代は陸上競技で全国2位になったこともある猛者。愛車がイタリアの名車ランチアというのがシブイ!

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楊校長(左)と志航小学校の李校長。李校長もまた西門小の方校長の先輩。二人は僕がきっかけで初めて会ったとのこと。共通の知り合いが多いようで即意気投合していた。

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